【金子先生】
痔とは、肛門周囲の静脈が腫れたり炎症を起こしたりすることによって生じる症状の総称です!
痔は「日本人の3人に1人が痔持ち」といわれており、日本人にとって身近な病気なんですよ！

【金子先生】
痔の主な症状には、このようなものがあります。

痛み：しばしば局所的な痛みや刺すような痛み
かゆみ：肛門周囲のかゆみ
出血：便通時や排便後の少量の出血
しこりや腫れ：肛門周囲のしこりや腫れ

【金子先生】
痔のなかでもっとも多く、全体の60〜65％を占めるのが痔核というもので、通称いぼ痔と呼ばれています。
この痔核は、内部痔核と外部痔核の2つのタイプに分けられるんです。

内部痔核：直腸内部にある静脈の腫れを指し、主に出血が症状として現れます。
外部痔核：肛門周囲の皮膚下にある静脈の腫れを指し、しこりや腫れ、痛みが症状として現れます。

【金子先生】
痔の原因としては、長時間の座位や便秘、下痢、妊娠、肥満、過度の力みなどが挙げられます。
痔の予防や症状の軽減のためには、バランスの取れた食事や水分摂取、適度な運動、適切な排泄習慣を保つことが重要なんですよ。

【金子先生】
痔の治療には、保守療法や薬物療法、処置療法、外科手術などの方法があります。痔の症状がある場合は、まずは受診していたただき、症状の重さや進行具合に応じて内視鏡専門医による治療をおすすめします。

【金子先生】

痔の名医の基準
痔は、主に肛門科を受診していただきます。
肛門科とは、その名の通り、肛門の病気を主に診療・検査・治療する診療科です。
肛門科の診療は保険適応が認められており、どの医療機関でも一律の料金で検査や手術を受ける事が出来ます。しかし、どのクリニックや医師を選ぶかによって、治療の質や提供できる手術の種類は異なります。
名医の基準の大きな要素として、「様々な手術方法に精通し、経験豊富な医師であるか」と「日帰りの手術が可能かどうか」があります。

「様々な手術方法に精通し、経験豊富な医師であるか」
病気を正確に診断し、手術をおこなうことは過去にどれだけの肛門疾患の診療・手術を行ってきたかに直結します。医療機関のホームページに過去の実績として手術やその他の症例数を掲載している場合は、それだけの経験と実績があり、自信を持って医療を提供していると判断できます。 ホームページに痔手術や症例数を掲載していることは医療機関を選ぶ上で1つの指標となります。
「日帰りの手術が可能かどうか」
日帰り手術は、入院をする必要がなく、手術した当日に徒歩でご自宅に帰っていただくことが出来るため、患者様の身体への負担が少なく抑えられます。
当日に帰宅出来るため、長期間のお休みをとっていただく必要もございません。
また日帰り手術は、入院する必要がなくその分の費用が掛からないため、経済的にも負担を軽減することが出来ます。

以上の２点を考慮して、受診していただければと思います。